2020/04/18 09:37
こんにちは!ショップオーナーのtoncoです。
この度、ハンドメイドアクセサリーショップ【COCHON.T(コショント)】をopenしました。
皆さまへの挨拶の気持ちを込めて、ここにお店がオープンするまでの想いやこだわりをご紹介させていただきます。
小さい頃から手芸やハンドメイドが好きだったのは、母や大好きな祖母が編み物やお裁縫が得意だったからだと思います。
自分の思い描くものを自分の手で作れる手芸を目にした事は、幼稚園の年長さんの私の心を鷲掴みにするのに十分過ぎる出来事でした。
小学高学年になると家庭科の時間が始まり、お裁縫や刺繍の時間が大好きになりました。
人とは違った自分だけのオリジナルを作ることに没頭し、よく先生に怒られたのを今でも覚えています。笑
そしてその頃、母にビーズで作るお花の指輪を教えてもらったことがキッカケで、アクセサリーを作ることへのワクワク感が芽生え始めました。
小さなビーズをテグスに通して組み合わせていき、徐々にお花の形が出来上がっていく。
ただの小さなカケラだったものが、組み合わせることでこんなにもキラキラとした指輪に大変身していく。
こんなに楽しくて胸が躍る経験は、小学生の私にとって大変貴重なものとなりました。
そして何より、人生で初めてのアクセサリーを自分で作ったこと。
自分の好きな色を組み合わせて、大好きなクリアブルーのお花の指輪ができたこと。
私の一生の思い出になりました。
成長するにつれて、その思いは勉学や友達との遊びの中に隠れていってしまいました。
気づけば大人になり、結婚をし、出産をし、ママになり、育児や家事に奮闘する日々に、、、。
何年もの月日が経った頃、またアクセサリー作りへの気持ちを開花させてくれた出来事がありました。
仲のいいママ友同士で、自分の服や子供の着れなくなった服を処分できる方法はないかな〜と話していた時に、
『フリマなんかいいんじゃない?』という話になって時でした。
なんと、一緒にフリマをやろうと言ってくれたママ友が、突然、独身時代に集めたヴィンテージボタンを大量に出してきて、
「今って、ヴィンテージボタンのピアスとか流行ってるじゃん?うちらでもさ、作れそうじゃない?フリマで出してみない?」
と、言い出したのです。
驚きとともに、私のアクセサリーづくりへの熱意がふつふつと沸き立つ瞬間でした。
小さい時のあの感動が蘇った気がしました。
どうしよう!ワクワクが止まらない!!
そしてアクセサリー作りを開始。
そもそも、どうやってピアスを作るんだ?と、右も左もわからないところからスタート。
とりあえずオシャレな事ならなんでも知ってそうなママ友も誘い込んで(笑)、みんなで試行錯誤しながら試作。
私自身もネットを見たり、ハンドメイドアクセサリーを生業にしているお友達にアドバイスをもらいながら、
いろんなものを参考にして、自分だったらどんなピアスにしたいか、たくさん考えて製作していきました。
そして、気づけばママ友が用意してくれたヴィンテージボタンにとどまらず、自分自身で100円ショップでパーツ探しをして、
自分のオリジナルのピアスを作り始めていました!
肌に当たる部分には金属アレルギーにも考慮した部品を使いたいから、ネットで金アレ対応のパーツを探して注文したり・・・。
そんなこんなで皆で製作したピアスを綺麗に袋詰めして、とうとうフリマは明日だ!!!
・・・・
そんな時に、何かは起こるものですね。
ママならではの出来事。
フリマ前日に娘が、外出禁止の感染症(=溶連菌)にかかってしまいました。
フリマ当日は夫も珍しく仕事で、フリマのために病気の娘を実母に預ける気にもなれず、泣く泣く私は不参加となりました。
しかも、後日談を聞いたところ、フリマでは子供服などがメインで売れていき、ピアスはほとんど見向きもされなかったとのこと。
目の前には、大量のヴィンテージボタンのピアスたちの売れ残り。
残念がる皆をよそに、思ったことは、
(・・・これはチャンス!!!)
私にはそれしか頭になかったです。
なぜなら、ピアスたちが出来上がった時に【フリマで売るには勿体無い!】と思っていたからです。
私が参加する予定だったフリマでは価格帯が低めに設定されている場所だったので、
『え、こんなに安い設定にするのか・・・まぁでもフリマを楽しむことが大事だもんね♪』という気持ちでの値段設定をしていました。
でも、使用しているヴィンテージボタンは昔のシャネルやディオールで使われていた高価な素材。
しかもめちゃくちゃオシャレ!
これをフリマに出すのは、かなーーーーーーーーり勿体無い!!!
と、心の奥底で思っていたのです。
そして、意を決し、今回ネットショップという形でハンドメイドピアスを販売することにしました。
『私の小さい頃のワクワクした気持ちと、パーツへの愛着がギュッと詰まったお店にしていきたい』
『残念ながら参加できなかったけど、ママ友みんなでフリマに向けて作業した、あの楽しかった日々を忘れたくない』
そんな思いを込めて、
フランス語でオーナーのニックネームでもあるtonco(=豚)を意味する【COCHON】
フリマを開催した場所の頭文字の【T】
これらを合わせて【COCHON.T】(コショント)と、お店の名前を決めました。
現在販売しているアイテムたちは、フリマの時に製作したものがほとんどです。
それらを販売する中で、私自身が作りたいオリジナルのアイテムを今後も増やしていこうと思っています。
あなたの耳元に、ちょこんと、コショントを。
小さなワクワクが届きますように・・・♡
ママになって育児や家事に振り回される毎日でも、ワクワクドキドキした気持ちを思い出してもらえるようなアイテムを作っていきます。
今後のCOCHON.Tを、楽しみにしていてください♡
COCHON.T
ショップオーナー tonco